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2020年7月 4日 (土)

人剖くよろこび

 寒夜鳥屋の赤きてのひら、割く鴨の胸さぐりつつ人剖くよろこび〈日本人霊歌〉

 今朝は塚本邦雄のこの破調で日常に喝を試みる。マイルスが求め止まず生涯を費やしたという〈新しいサウンド〉は塚本も戦後を生きるために短歌革新、前衛短歌に活路を求めた。当時の知識層に送った『水葬物語』に鋭敏に応答したのが三島由紀夫と中井英夫の二人のみというのも何やら戦後空間の作家の時間の偶然というより必然のように思える。

 

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