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2019年10月24日 (木)

ハンナ・アーレントの工作人

 ハンナ・アーレントが思索した、<工作人>という術語がある。それは概念だろうが、人間の歴史と私たちの日常に照らし合わせても興味深い内容を秘めている。それはホモ・ハーベルという語が由来かもしれぬ。人間は道具を使い労力の負担を軽くしてきた歴史は言うまでもない。しかし、その紆余曲折を簡単に纏めることは簡単ではない。それは個々の人間たちの知力を問う。人間は道具の道具を作り知力の成果を展開し現在に至っている。それが人工知能となり<世界>を構成し席巻しているわけだ。チョムスキーの2001年から2002年のインタビューを読むと、その語られる射程は、現在に届き、恐らく未来に至るものだ。そこを考え抜かない限り、私たちは閉塞感からストレスを溜め暴力をふるい戦争を起こし、家庭を壊し、犯罪にも至る。

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