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2019年7月 7日 (日)

サン・スーシの女

 レンタルDVDでフランス映画「サン・スーシの女」を何十年ぶりで観た。アカショウビンはロミー・シュナイダーのファンなのである。シュナイダーという名からして彼女はドイツの血を引いている筈だ。イタリアのヴィスコンティ監督の作品にも出演して、その匂うような美しさはスクリーンに溢れていた。若いアカショウビンには瞠目する美しさだった。それを改めて観るとは奇遇というより必然のような思いがする。物語はナチの所業に巻き込まれた人々の悲劇である。ロミーがプロデュースし、しかも遺作となった作品である。ナチスやイタリアの軍事政権が席巻しフランスも巻き込まれた欧州の歴史の一端が痛切に描かれている秀作だ。映画館で観たときは記憶にないシーンもDVDでは繰り返し観られる。先に観た「私はあなたの二グロではない」とも呼応する物語だ。それは物語であり、歴史事実が裏打ちされている。それを改めて自覚しよう。それはまた現実の日本にも警鐘となって響くだろうからである。

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