« 訃報が知らせる事 | トップページ | 下層労働の実態 »

2019年7月16日 (火)

カモカのおっちゃん

 田辺聖子さんが亡くなられて突然「カモカのおっちゃん」が読みたくなり中古本で探したが見つからず書店に問い合わせるも在庫なし。しかたなく図書館で訊ねると全集があるという。しかし他の図書館から取り寄せるというのでお願いした。「カモカのおっちゃん」は全集第九巻にある。2005年2月10日刊行である。二段組みでなく文字が大きく読みやすい。読みだしたら面白くてたまらない。さすが日本文学、海外文学に通暁している文才に驚く。それが大阪弁の可笑しさで見事な読み物になっている。全集では持ち歩くことかなわぬ。文庫は文春文庫なのだが手に入らぬけれども新たに増刷されているのかもしれない。

 全集では「カモカのおっちゃん」のあとに「芋たこ長電話」が続く。これまた面白い。昭和54年9月6日から昭和55年8月14日号までの連載である。『死亡記事』ではジーン・セバーグの睡眠薬自殺の訃報に感想が述べられている。そうか、彼女が亡くなったのはその頃なのか。評判の女優だったけれどもアカショウビンの女優烈伝では下位である。『悲しみよこんにちは』、『勝手にしやがれ』のジーンが田辺さんには強い印象を与えたようだ。アカショウビンは殆ど記憶がない。改めてレンタルショップで探し観直してみよう。

 それはともかく、映画と音楽、読書はアカショウビンの日常に不可欠。先日は、小津の『秋刀魚の味』、ゴダールの『パッション』、黒木和雄の『浪人街』をレンタルDVDで借りて久しぶりに観た。きのうは、張 芸謀(チャン・イーモウ)の『上海ルージュ』も借りてきた。その感想も書いていこう。

|

« 訃報が知らせる事 | トップページ | 下層労働の実態 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 訃報が知らせる事 | トップページ | 下層労働の実態 »