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2019年6月30日 (日)

イギリス民謡

 今朝のNHKラジオ〝音楽の泉〟はイギリス民謡である。アカショウビンも少年のころから馴染んできた曲が男女の声楽アンサンブルで聴けてありがたい。皆川達夫さんのご説明、案内が親切、懇切でこの番組を毎週楽しみにしている。各曲は原詩とは異なる日本語訳も多い。「蛍の光」などがその例だが、それも好し。ザ・スコラーズという声楽アンサンブルの声だけの精妙さがすばらしい。アンサンブルの妙だ。

 幕末から明治時代に、同じ島国で世界制覇した強国の民謡は富国政策のなかで異文化の受容として日本人の心にもメロディの面白さと翻訳によって精神にまで影響を与えたのだろう。その変奏が、きょうの朝に聴ける幸いは言祝ぐべし。「スカボロー・フェア」は、かつてサイモンとガーファンクルで繰り返し聴いた曲だ。

 民謡には素朴で感情の沁み込んだ懐かしさと楽しさがある。バルトークやコダーイの作品の面白さもそれが起源となっている。それは洋の東西南北に共通している。アカショウビンも故郷、奄美の民謡を聴けば心身が共振し血が騒ぐ。二月に帰郷した時に地元FM局では新民謡という曲が放送されていた。奄美は唄の島でもあるのだ。その伝統が受け継がれているのを知って面白かった。しかし、心を揺さぶるのは古民謡である。朝原郁恵さんの声は古くから伝えられた奄美の土地の歴史の声を通した喜怒哀楽が沁み込んでいる不可思議な深淵が伝わる。

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