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2019年3月 2日 (土)

加計呂麻島行④

 Eさんと生間まで戻り、フェリーを待った。レンタカーを返却し港の周辺を歩いた。奄美といっても夏とは異なる風光だ。待合所でEさんはテレビを見ている。古仁屋の港より透明度の高そうな海底を見るのは子供の頃の海への興味を想い起こさせる。父の知人を訪ねた夜に夜釣りをさせて頂いた。後にも先にも初めての体験だった。

 釣れた魚が海底から水面に上がって来る姿は海に棲むものと地上に棲むものとの出会いだった。それは海に棲むものの死として。その過酷を地上に棲む子供には理解できていない。幻想的な不可思議さを感受したのかも知れない。人間という生き物の起源も無意識を刺激しただろうか。そのような記憶も甦る。旅とは記憶と無意識のはたらきを掻き立てるものなのだ。それは経験の積み重ねが現在と遭遇する経験とも言える。
 帰りの車の中でEさんとあれこれ話して市内まで戻った。Eさんは昼食を取っていないので馴染みの飲み屋に予約を入れてあり、店の近くに車を停めた。

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