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2019年1月 6日 (日)

女たちの声

 東京新聞、4日、5日の夕刊に上野千鶴子さんと荻上チキさんの対談が掲載されている。タイトルは「共に生きる~ポスト平成の男女平等論~」。未だに男女平等がない日本の現状を痛烈に告発している。性差とジェンダーの違いに鈍感な日本という国を記事を読んで痛感する。

 昨年12月に世界フォーラム(本部・ジュネーブ)が発表した2018年版「ジェンダー・ギャップ指数」で、調査対象149ケ国のうち日本の男女平等度は先進7カ国(G7)で最下位の110位という。基準は男女収入格差、女性国家議員の少なさなどらしい。何とも暗澹たる思いになる。これだけ経済的に豊かになった国が世界のなかでこの有様である。

 職場で下層労働に従事するアカショウビンは中高年に対する現場の対応はまだしも楽なほうかとも思う。女性達と中高年の賃金格差はほぼ同じとも思うから彼女達の現状には敏感にならざるをえない。記事を読み、その現状がこの国のていたらくに唖然とするのである。  

 この国の労働現場で「性被害は矮小化」(荻上)され、先の性差別入試で、それは「発覚」(上野)した。上野さんが述べている、昨年4月の集会で、若い男性が「これは僕らの問題です」という発言に上野さんは「大きな変化」と述べる。アカショウビンの労働現場で若い男の言葉にその一端は聞きとっている。しかし、それはまだしもアカショウビンを含め男どもの現状は情けないものと記事を読んで反省する。

 その現状はどのように改革されるのか。それは現在を生きる私たち日本人に突きつけられる問いである。しかし日々を生きるなかで回答し現実を生きねばならない。それは未来を生きる者たちの実現する世界である。先のブログで書いた黒人作家、ボールドウィンの米国の現状に対する告発と共に、それは洋の東西南北を問わない喫緊の問いである。

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