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2018年8月15日 (水)

鎮魂と怒りの日に

  土曜日から本日までアルバイトを休み雑事にかまけた。きょうは、町田まで出かけ昼食を回転寿司屋で済ませ街をぶらついた。探している本を中古店で探したが見つからず、書店で新本を購入した。CDの中古店も覗き一枚購入。レンタル店でDVDも借りた。本は大岡昇平の『野火』、CDはアバドがミラノ・スカラ座を指揮したヴェルディの『レクイエム』、DVDは岡本喜八監督の『血と砂』(1965年)。これが実に面白い。岡本節全開の作品だ。友人と電話で話して『沖縄決戦』を思い出しレンタル店で探したが無くこれを借りた。以前に観ているが改めて観て岡本の戦争観が随所に見られて戦争の愚劣をストレートに陽気に悲しみと怒りを交えて映像化している。三船敏郎と仲代達矢が黒澤作品とは異なる役柄で兵隊の生き様を演じ秀逸。それも監督の戦争に対する怒りがエンターテインメントとして描かれている。戦中派ならではの描き方で、岡本喜八の面目躍如。1945年8月15日の中国戦線での死闘を描いて苛烈である。本日に観るにふさわしい作品だった。

  73年目の敗戦の日に読み、聴き、観るものとして、これがアカショウビンの材料である。先日は、原爆記念日にあわせ、林 京子さんの、インタビュー本、『被爆を生きて 作品と生涯を語る』(岩波ブックレット 2011年7月)、と作品集の文庫本『祭りの場 ギヤマン ビードロ』(講談社文芸文庫 1988年) も買い、読み継いでいる。『祭りの場』は、長崎出身者の作家の代表作だ。これらの作品を読み、聴き、鑑賞し敗戦の年の鎮魂と、現在の政治情況への怒りを述べ続けていきたい。

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