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2018年5月15日 (火)

男はつらいよ

 山田洋次監督の人気シリーズのことではない。クリント・イーストウッド監督の未見の作品『トゥルー・クライム』を中古店で見つけ昨夜、それを観て多くの方々に観て頂きたいと思い感想を述べたくなった。1999年の作品だが監督は老いの兆候が現れている。しかし、往年のカッコ好さは相変わらずで見事。実際の冤罪事件を映画化したものだ。黒人差別の米国の負の歴史を見事に作品にしたクリント節全開の仕上がりだ。仕事に賭ける男の生き様は時に家族から見放され辛く孤独なものである。そこを精妙に描く。もちろん逆にそれは女という生き物にも反照することである。それぞれの家族を描くデリカシーは比類ない。子役たちの演出も実にこまやかだ。
 先日は原 一男監督の新作『日本国vs泉南石綿村』と『マルクス・エンゲルス』も観て挑発された。ふやけた日常には通棒をくらわさねばならぬ。

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