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2017年6月23日 (金)

河瀨監督の「光」を観る

昨日、アルバイトを休み新宿の劇場で河瀨直美監督がカンヌに出品した「光」を観てきた。朝の回で何と観客はアカショウビンの他三人。おかげでゆっくり観られた。食事もしながら。しかし何とアイスコーヒーとホットドッグで800円には魂消たが。

  前作の「あん」に続く作品として期待もした。カンヌでは観客総立ちで10分間拍手が止まなかったという。物語は一本の映画を視覚障害者のための音声解説に取り組むスタッフの遣り取りである。健常者には思いもつかない現実を彼らは生きている。それは想像力を最大限に発揮し生の活路をはたらかすという日常を彼らは生きているということだ。全盲といくらか光を感知する主人公の生きざまを河瀨監督は繊細な感受性で構成する。それは時に冗長でもあるが、その人々が感じ生きる時の推移を辿るには不可欠の時とも言える。それは観る者にも想像力と感受性を要求する。主演は「あん」に続き永瀬正敏。熱演である。脇役陣も好演。もう少しこの作品のテーマとカットなどの細部を廻って考えてみよう。

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