« 日々の労働 | トップページ | 日々の楽しみ »

2016年4月20日 (水)

声と精神

病のせいか最近とくに人の声に過敏になっている。テレビやラジオから聴こえてくる声が気になる。その多くは媚びる声、阿る声、真実らしく聞こえる声である。そこから存在の声とでもいうような声を聴き分けなければならない。それは余生が残り少ないことによるものかもしれない。それはともかく、たまに真実と思える声を聞いた思いがすることがある。たまに聞く深夜ラジオのインタビューなどに。それは声と精神を聞くときと言える。

先日、昨年から通院している都内の病院へ行き耳鼻咽喉科で下咽頭ガンの専門医の診察を受けた。消化器内科のF医師の診断とは異なり、ガンはステージ1ではなく2である、との判断。同科のスタッフは4月から新しく入れ替わっている。3月にF医師からその旨の説明は聞いていた。彼女は期待をもたせるような話ぶりだった。つまり前のスタッフより優秀とでもいうような。その日は2時30分の予約だった。それが1時間以上待たされた。それはこれまでも何度かあった。それはよい。医師は「手術があったので」、と弁解しながらそそくさと診察に入り、何の説明もなく、さっさと鼻に液体をかけた。「麻酔ですか」と訊ねると、あれと言うような表情で「そうです。わかりましたか」とバツの悪そうな表情で鼻から入れる内視鏡検査にはいった。そのせっかちとも思えるふるまいに違和感をもった。そして看護師に対し命令口調の態度にも。確かに新たな職場でとまどうことも多いのだろう。しかし患者の前でそのような態度がどのような印象を与えるかの配慮があってしかるべきだ。それは医師としてというより人間として問題あり、である。そのような医師に治療は任せられない。

それはともかく、このほど読者の方のご厚意で現在の北関東の寓居から都下へ引っ越すことになった。大阪から引っ越して6年が過ぎた。ここで朽ち果てるつもりだったが人生思うようにはならないものである。しかし残り時間は多くはない。粛々と始末をつけねばならない。

|

« 日々の労働 | トップページ | 日々の楽しみ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111335/63513837

この記事へのトラックバック一覧です: 声と精神:

« 日々の労働 | トップページ | 日々の楽しみ »