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2016年4月24日 (日)

日々の楽しみ

 引っ越しの準備をしながら友人のN君が様子を見に来てくれた。その混雑ぶりに呆れながらも当日は手伝ってくれることを約した。ありがたいことである。N君には8年前に大阪に引っ越す時も手伝ってもらった。それからアカショウビンも彼も還暦を過ぎて体力は衰えている。業者に任せたら、という周囲のアドバイスもあるが連休時は業者も忙しそう。経済苦の現状で無駄な経費は削らなければならない。大阪との往復で2トン車の運転は経験済み。ただ今回は昨年の手術で体力は激減している。最低限のレベルで安価で安全に事を運ばなければならないのだ。

 それはともかく、このところの心身の疲れをいなす方策はあれこれ試みている。金銭的な余裕があれば美術館や音楽コンサートにも行きたいがままならない。それでも友人のN君は退職後の悠々自適の毎日で映画や音楽界の招待券を世話してくれる。金曜の夜は都内でのコンサートに招待してくれた。久しぶりのオーケストラ・コンサートである。新日本フィルを準・メルクルがラベルのバレー音楽「ダフニスとクローエ」を指揮する。聴きものである。手持ちのCDを聴く機会は少ない。集中して聴いた。席は指揮者やオーケストラの団員の表情、姿が見下ろせる舞台に向かって左袖。楽器の種類も興味深々。ウィンド・マシーンなど珍しい楽器もラベルは駆使して分厚い音色を作り上げた作品だ。CDで聴くのとは別な楽しみを体験できた。クラシック音楽にはあまりご興味のないN君には恐縮だがアカショウビンは冥土の土産がひとつできた。感謝して近くのファミリーレストランで一杯飲んで感想とお礼を述べた。冒頭のプーランクが面白かった。作品もオケの反応も指揮者の表情、身ぶりもメリハリが効いて堪能できた。クラシックに馴染みのない聴衆も楽しめる選曲と思えた。2曲目はフォーレのパヴァーヌ。これも久しぶりで聴いた。合唱付きなんてことも忘れていた。大曲の「ダフニスと~」の混声合唱団も健闘していたのだろう。終演後のブラボーの声もかかって指揮者、合唱指揮者も拍手を浴びていた。

 本日はテレビで上野で開催中のカラヴァッジョ展の特集番組を放送していた。これも友人のG君から招待券を頂いているが未だ訪れていない。「ボッティチェリ展」は観たので併せてイタリア絵画について先に観たダ・ヴィンチの「糸巻きの聖母」とともに感想を記しておきたい。そうそう、我が邦の若冲展も始まっている。

 補足 昨日は将棋名人戦の第3局も行われた。倦み疲れる日常に陽の温もりにつれて楽しみは続く。引っ越しを滞りなく済ませ、新たな住まいで新たな活力を得ていきたい。

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