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2015年6月17日 (水)

体験版 医療の現在

 先日、市立病院の消化器内科を受診する前に私立大学病院のメンタルクリニックという科で睡眠薬を処方して頂こうと思い受診した。急行でひと駅。駅から歩いて5~6分のその病院は都内の医院の関連施設で古い面影を残している。庭があり昼食はそこで済ませた。アカショウビンは睡眠薬だけ処方してもらえばすぐに帰るつもりだったが何と採血しCTを撮るという。おまけに認知症の診察までしてくれた。余計なことを、とは思ったが結果的には病状が画像ではっきり伝えられてよかった。記憶の減退や諸症状を脳のCT画像で説明されると愕然となったことは白状する。しかし現実と事実には面と向かわなければならない。若い女医は簡単なテストをするという。記憶力を試す仕掛けだ。アカショウビンは30点満点のうち28点。この2点がこれからどうなるのか診ていきましょうと女医はにこやかに微笑んだ。

 睡眠薬を処方してもらえば2~3千円で済むはず、とたかをくくっていたのが何と1万円余。患者はといえば多くが高齢者である。車椅子で母親を介護する同年代の男や明らかに精神に異常をきたしている老若男女。アカショウビンは数年前に大阪で母を看取ったとき以来の病院通いだ。鏡を見れば自らの身体が無残なほどに痩せさらばえているのを眼にすると時間はそれほどあるわけでもないことを実感する。

 それはともかく、今回の治療で判明したのはアルツハイマーが進行していること、血液が危機的状態まで減少していることだ。それに続き胃腸に疾患があればさらに継続して治療していくことになる。本日は午前中に先日の歯周病と歯の治療だ。肉体は疲弊し経済的にも消耗していくが些かの抵抗と整理だけは粛々と進めていきたい。

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コメント

アルツハイマーとは驚きました。未だ軽度でしょうが、記憶の低下を何処まで遅らせるか?
酷な事ですが進行を止めるまでの薬は未だ無いんですよねぇ。
予防策?の一つは眼に附く所にメモを貼りまくる。と言った事が有る様です。

投稿: F164 | 2015年6月17日 (水) 午後 10時28分

 F164さん コメントありがとうございます。薬は睡眠薬と一緒に処方してもらいましたが未だ薬局で購入していません。メモについては、手帳やメモ帳は常に携帯していますのでだいじょうぶです。

投稿: アカショウビン | 2015年6月19日 (金) 午前 06時27分

ここからが始まりだったのですね。
闘病生活が、、、。
アカショウビンさんを尊敬しているひとりの者として、なんと申し上げていいのか、、、。
いつからなのか知りたくて、この2週間ずーっとさかのぼって拝読しました。正直、失礼ながら気持ちが塞がりました。
昨年は、周年さまざまに厳しい日々を送っていらっしゃったのですね。
そして、色々考えてしまいましたが、、、。
1昨日やっと、コメントを書く決心をしました。
今日は、2016年2月8日
取り敢えず、術後の闘病には、体調を整え免疫力を高めるためには絶対に適切な食事が欠かせません。
体力が必要です。お見受けするところ(47kgとは)、それがお出来になっていないご様子。
面倒でもしっかり規則正しくお食事をとってくださいませ。
おせっかいばばーで誠に恐縮ですが、切なる願いです。

投稿: 若生のり子 | 2016年2月 8日 (月) 午後 09時30分

 若生さん、コメントありがとうございます。私は度重なる経験から医者は信用していません。それは笑いと共に言うことですが。医者が万能でないことは病に罹ればわかることです。それは弁護士や政治家、宗教家がそうであるのと同じです。しかし世間で生きていくには彼らの助けも借りなくてはならない。それはあくまでも助力です。しかし最後は自立、自活、自覚です。おっしゃる通り、もっとも日常生活で大事なのは食事と睡眠です。ところが私はこの十数年、不眠症に悩まされ続けています。これからは花粉症にも。若生さんも花粉症はたいへんでしょう。そちらのほうも私にはダブル攻撃です。まぁ、あとは余生と心得ていますから死を受け入れつつ、彼岸に渡る修行の如きものと思います。

投稿: アカショウビン | 2016年2月 9日 (火) 午後 02時42分

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