« 水平社と現在に対するあれこれの雑感 | トップページ | 新聞紙面と読書 »

2015年4月19日 (日)

 休日の新聞とテレビ番組

 今朝の毎日新聞の書評欄では今福龍太氏の「ジェロニモたちの方舟」が紹介されている。数年前に奄美出身のアカショウビンは同氏の著作を幾らか読んだ。7年前の著作『群島-世界論』だ。この視点は日本人は世界と同時代を生きるうえで不可欠の視座と思える。

 書評氏によれば、それはかつてより弱まったとはいえ現在の米国の「力の原理」への批判が軸となっているらしい。今福氏は当時、奄美や沖縄にも住みフィールドワークをされていたようだ。奄美は島尾敏雄氏の作品と共にアカショウビンとも関わる。その意味でも近著は興味深い。それは現在の政治状況とも絡んでくることだからだ。求職活動に汲々としながらも選挙の連呼の声を聞きながら市民、国民の一人として声を発していかねばならない。

 今福氏は反=アンチでなくジェロニモの叛としてアメリカの対インディン戦争で白人に抵抗したアパッチ族の戦士の名で「群島的な抵抗原理の符丁」として使っているという。その言や好し。中ではベトナム戦争のジェノサイド(大量殺戮)を告発したネルーダも紹介しているようだ。それは近いうちに必読書として読みたい。現実でも中東、ウクライナで米国の支配体制とイスラム諸国との文明の衝突は続いている。そに活路を見いだすのは先の大戦を経験した日本国民としては新たな視座を呈しなければならないのに現政権は明らかに逆行している。それは現在を生きる我々にふりかかる問いでもある。その事に鈍感であってはならない。

 とにもかくにも、お一人様の老後を軟着陸させるためには日々戦いの毎日である。つかの間の休日にエネルギーを充填し生き抜きたいと喝をいれる。

|

« 水平社と現在に対するあれこれの雑感 | トップページ | 新聞紙面と読書 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111335/61462789

この記事へのトラックバック一覧です:  休日の新聞とテレビ番組:

« 水平社と現在に対するあれこれの雑感 | トップページ | 新聞紙面と読書 »