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2015年4月19日 (日)

水平社と現在に対するあれこれの雑感

 若い友人からスマホにNHKで放映した番組の画像が送られてきた。部落差別に反対した水平社の創立に関わるものだ。その経緯は関東より関西で、より色濃く社会の歪として現在まで続いている。それは此の国の歴史の中で抜きがたいものとして隠蔽されつつ染みのように時に表面に現れる。古くは文学では島崎藤村の作品、現代では中上健次の作品に読むことができる。映画ではアカショウビンは若松孝二の最後の作品「千年の楡楽」で観た。全共闘の世代の若松監督が中上の作品を公開する準備中に新宿で交通事故で亡くなったということは何やら因縁深いものを感じたことはアカショウビンだけでもあるまいと思う。作品は和歌山という土地で生きる人々の姿が中上の小説の文章を解釈した映像で垣間見られて触発された。

 NHKの番組は水平社創立の大正時代からの歴史を学者の解説を交えて構成しているが、関西でも関東でも現在まで喉に刺さった棘のように歴史的に影に継続されている。それを番組は伝えているが差別の現実は他人に計り知れるものであるまい。誠に此の世の理不尽とは現在の沖縄と国家の軋轢にも実際に暗澹となる現実として継続している。この現実にアカショウビンを含めて日本人は何と鈍感なのかと昨今のテレビを見ていると溜息がでる。国家は政治的駆け引きで国民を振り回し支配しようとあくせくする。それに抵抗するのに選挙の1票は余りにも空しい。しかしその重みは自ら足を運び意志を表明しなければ反映されない。

 歴史は動いている。これまで日本は平和を謳歌してきた。しかし、それが現政権は歴史を逆行させる意志と意図で策動している。その事に国民は沖縄の声に共振しなければならないが現実は能天気である。何かできないか、と思う。知人は沖縄に移住して生活すればと言ってくれる。そうなれば辺野古への移転反対闘争にも参加できようが無職の身で沖縄に移住できるだろうか。埼玉での生活をたためる見込みもない。

 ことほどさようにあれこれ愚想を巡らす。

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