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2015年4月12日 (日)

中仕切り

 先月、途中ブランクの時期はあったが通算23年務めた会社を退職した。そこでのサラリーマン経験を生かし新たにフリーランスのライターとして余生を生きていく所存で試みにブログの体裁を変えてみた。しかし、これでは一貫性に欠くと思い直し、多少の修整をして元の形に戻した。仕事の請け負いは別にブログを立てることにする。

 職を辞し新たな生き方を選択するなかで、ここは以前にも書いたが鴎外の随筆にある「中仕切り」(表記は違うかもしれないが)である。このブログは2005年から書き継いでいる。内容は、よく言えば多岐にわたるが、友人たちからは、テーマからずいぶん外れたことばかりで「お前、分裂症じゃないの」という悪口も聞いている。まぁ、友人の呵責ない発言だからそれは聞いておく。しかし、2005年にブログを書き始めたことは伊達や酔狂ではない。口はばったい言い方になるが、それまでの考えや思想信条を友人や未知の読者たちに書き遺しておく衝動に駆られたからだ。その詳細はさておく。

 それよりも、これまでの10年間はそれまで読み続けてきたハイデガーの著作、講義、講演、またドイツやフランスでハイデガーに共感、対決を試みているジャック・デリダ、アドルノの著作も読みハイデガーという哲学教師の生涯の思索、考察を検証し新たな地平を切り開きたいという目論見があった。また西洋哲学と仏教哲学、保田與重郎の著作を新たに読み続けながら西洋思想と日本思想の関連にもコメントしてきた。それはフーコーや吉本隆明の著作の再読ともなった。

 映画や音楽、絵画などはアカショウビンの道楽とでもいって好い領域である。敢えていえばハイデガーが公にしていない部分は映画や音楽の領域であり、これを存在論的に検討しハイデガーのいう現象学的解釈学という哲学的立場から新たな地平が臨めればハイデガー読解のかいはあったというものだ。

 還暦を過ぎ、やり残したことは多々ある。その中で、このブログのテーマにできるだけ集中し現今の政治状況への発言も継続する。それはネット社会の中でこの10年間に書き継いできたことを更にアカショウビンが生きている現在とハイデガーのいう既在、将来と交錯させるという試みである。

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