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2014年11月 4日 (火)

日々雑感

 昨日はSNSで知り合った方の記事で、上野の美術館でボストン美術館展を開催している事を知り、北斎の作品が出品されているというので観に行こうとしたが、雑事に時間をとられ行くことかなわず。実は先日、昨年12月に携帯電話から買い換えたスマホを紛失し新たに買い換える作業に時間を取られてしまった。一応、携帯電話は出来るようになったが連絡先は改めて入れ直さなければならない。何とも煩わしい。しかし、仕事や友人たちとの連絡は不可欠。粛々と使い方を習得すべし。同様に自宅パソコンも、とうとうクラッシュし、これまでのデータがアクセスできなくなった。家電店で聞けばデータの移行とメール設定には2~3万円かかるという。先日、昨年の定年から就職活動で税金を払う余裕なく、未払いの分を催促され、とうとう給料を差し押さえられるはめに。市役所に乗り込み折衝し一部を返却させたが残りは未収。家賃も滞納になる。

 何とも娑婆を生きる苦労は絶えない。その中で楽しみといえば好きな映画を見る事と好きな音楽を聴くことだ。映画は友人から頂いたチケットで「ふしぎな岬の物語」を銀座の劇場で観て来たが少々不満。何とも微温的な全体のトーンに焦れた。吉永小百合さんのプロデュースというのでファンとしては必見と思い友人に試写会も頼んだのだが劇場公開のチケットを頂き期待して出かけたのだ。音楽はギタリストの村地佳織が演奏して悪くない。テレビのリサイタル放送では線の細さが不満だった。しかし映像とのコラボは悪くない仕上がりだった。作品中の合唱曲は不満。出演者たちは日本映画を代表する面々が出ているが断片的で主演の吉永さんも全体を支えているとは思えない。

 しかし音楽では以前に購入したCDを面白く聴いて楽しい。ジャズ・ギタリストのグラント・グリーンのリーダー・アルバム「ストリート オブ ドリームズ」だ。1964年11月16日の録音。ラリー・ヤングのオルガンが素晴らしい。エルヴィン・ジョーンズのドラムスも精妙で繊細。ボビー・ハッチャーソンのヴィブラフォーンも。これらのモダン・ジャズを聴く楽しみは、娑婆を生きる稀有の楽しみだ。日々の仕事は時にマンネリに陥る。しかし、そこを抜け出し現実の生き生きとした現存を生き抜かねばならない。茂吉の「柿本人麿」とハイデッガーを読み続けて怠惰な日常に喝を入れるのだ。

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