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2013年12月21日 (土)

今年の第九

 毎年、師走はレコードやCDで第九を聴く。コンサートへ行ければいいが貧乏性のアカショウビンは安く上げるのが最優先。今年は小澤征爾でも佐渡裕でもフルトヴェングラーでもワルターでもなく衝動的に、オイゲン・ヨッフムの古い録音を選んだ。オーケストラと合唱団はバイエルン放送響。1952年の録音だ。記録では11月24日から26日、29日、12月1日、2日と、何と6日を費やしている。ヨッフムが全身全霊を投入して取り組んだ録音であることが推察される。ドイツの威信をかけて演奏、録音した記録であろう。このCD全集はベルリン・フィルとバイエルン放送響を指揮している。フルトヴェングラーやワルター、トスカニーニらの巨匠に続く期待された俊秀は後年ブルックナー指揮者として名声を高めていく。それも若き頃のベートーヴェンへの集中と渾身があればこそ。その成果をこの録音を聴いて推察する。

 昨年から今年は二人の友人の死を暫しのタイムラグを経て知った。娑婆での時は無常迅速。心から哀悼の意を表し同時代を生きた縁に感謝しよう。我が余生もいくらあるか知らぬが彼岸で会えることを楽しみにベートーヴェンの作品に集中するのだ。今年は21年ぶりに故郷に帰り中学時代の同窓生たちと再会を喜んできた。人生の起承転結は恙無く済ませた。2013年の師走を粛々と生きて新年を迎えよう。

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コメント

古~い盤ばっかりですねぇ(笑)
フリード、ワインガルトナー、ストコフスキー、メンゲルベルク、フルトヴェングラー ベルリン、バイロイト…。もっと新しい盤も聴かないとなぁ。

投稿: snokey | 2013年12月25日 (水) 午後 02時17分

 snokeyさん 
 コメントありがとうございます。古い演奏ばかりで恐縮です。新しいところでは佐渡 裕やパーヴォ・ヤルヴィあたりが聴きたい指揮者ですが、ついつい古い録音になってしまいます。ヨッフムは好きな指揮者ですので3種類の全集をたまに聴きます。他にはクリュイタンスのベルリン・フィル盤やコンヴィチュニーとーゲヴァントハウス盤なども聴き直してみたいと思います。今年も当ブログにお越し頂きありがとうございました。良いお年をお迎えください。

投稿: アカショウビン | 2013年12月27日 (金) 午前 12時43分

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