« 或る人の誕生の日に | トップページ | 繰り返しと生成 »

2013年12月27日 (金)

永遠の愛

 永遠の愛。そのようなものが存在するのか?という問いがワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」のテーマだろうとして愚考すると、何やら思考の糸口が見える思いもするのがバレンボイムが指揮する「トリスタン~」を衛星放送で聴き観しながらの感想である。マルケ王はアカショウビンの偏愛するマッティ・サルミネン。タイトル・ロールの二人の歌手は未知の歌い手だが、そのような愚考を掻き立てる幸いに感謝する。

 先日から体調が悪く仕事を早引けし、しばしウィスキーを飲み横になり睡眠を取った。食欲がなく、このままあの世に渡るのかと妄想しながら眠りから醒めテレビを見ると此の放送に見入ってしまったのだ。男と女の桎梏にワーグナーは自らの体験を作品化した。それにフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュなど多くの巨匠たちが共感、共振し演奏した。かつてのピアニストが今や指揮者として生業を世界に示している。「トリスタン~」を指揮するのもフルトヴェングラーはじめ巨匠たちの演奏に啓発されているのだろう。幕間の観客の歓声も公演の成功を物語っている。

 しかし、もう夜も更けた。明日は仕事に出なければならない。第3幕が始まるが床に就こう。

|

« 或る人の誕生の日に | トップページ | 繰り返しと生成 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111335/58827421

この記事へのトラックバック一覧です: 永遠の愛:

« 或る人の誕生の日に | トップページ | 繰り返しと生成 »