« 或るベートーヴェンの演奏 | トップページ | 在日コリアンの戦後 »

2013年8月 2日 (金)

麻生のナチス発言への考察のための幾つかの注釈

 麻生のアホ発言の背景を理解するうえで戦前の学究たちの中で頭角を現わし始めた若き丸山眞男の論文の注釈を引いて当時のドイツの状況について当時の日本の状況とも反照しながら考察していきたい。また戦後ヨーロッパを訪れ思想・哲学状況について考察した加藤周一の論考も再読しながら。加藤はハイデッガーの戦後の論考も読み解きヒットラニズムとナチズムの違いにも目配りしているからだ。

 >授権法とはナチス政権獲得後最初のライヒ議会を通過した、国民革命の中核をなす法律で、これによって政府は固有の――議会の同意を要せざる――立法権を得た。しかもこの立法手続きによって通常の法律のみでなく、憲法をも改変しうるのであるから、いわゆるナチス独裁は是によって、法律的形式を身につけたわけである。この授権法がワィマール憲法の定める憲法改正手続きに従って成立したことが、ナチス革命の合法性に関する大きな問題を提供している。授権法とは通称で正確には「国民及ビ国家ノ艱難排除ノタメノ法律」といふ。

|

« 或るベートーヴェンの演奏 | トップページ | 在日コリアンの戦後 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111335/57912218

この記事へのトラックバック一覧です: 麻生のナチス発言への考察のための幾つかの注釈:

« 或るベートーヴェンの演奏 | トップページ | 在日コリアンの戦後 »