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2013年8月31日 (土)

日本国の将来

 前回に続きたまたま昨夜、深夜の民放のテレビ番組を見た。政治家や学者、評論家と中小企業の経営者や大学生たちが参加して消費税増税問題や日本の企業の現状と将来にたいする議論は失業で求職中のわが身につまされる内容だった。

 消費税増税の賛否の議論はそれなりに日本国の現在と将来に関して興味深く聴いた。アカショウビンの場合、消費税増税は賛成の立場である。しかし日本の企業の現状と将来に対する議論も我が身に即して興味深かった。それは大企業の法人税を安くして日本を支えている中小・零細企業に負担を強いている安倍政権の行政に対する疑問と現状に対する改善の議論が興味深かったのである。

 安倍政権はアベノミクスによって景気を浮揚させる業績を発揮しているが、それが多くの中小企業には未だ反映されていないというのが参加者たちの指摘だ。それはアカショウビンは現実として経験した。経営者から会社業績が悪いから定年を早めて辞めてくれと勧告されたからである。アカショウビンは日本の終身雇用制に賛同しているわけではない。働く場は、雇用者として会社が必要としないのなら、資本主義社会のなかで利益がだせないのであれば業績に貢献できない正当な理由があれば解雇されることは受け入れた。

 それが不当解雇でない説明があればの話だ。アカショウビンが勤めていた会社の場合はアカショウビンの仕事内容が会社に貢献していないという理由で定年前に解雇となったわけだが、経営者は自分達はこのような企業努力をしているのだが売り上げが2割落ちるという予測がたったので辞めてもらうということになったという説明だ。大企業でなく中小企業の経営者としてそれは問題ありである。従業員は中小企業にとって必要人員として採用したわけだからそれを高齢を理由に切り捨てるのは基本的に終身雇用を建前としている経営者は本来なれば無能力者として彼が去るべきだ。しかし番組でもデータとして報告されていたが欧米に比べて日本の労働者は自らの志を実現できる企業として就職している比率が低いというのが現実なのだ。アカショウビンの場合もそれは現実として経験させられたわけである。

 こと志とは違う仕事内容を受け入れながら仕事に従事してきた。しかし、それはそれなりに会社には貢献してきたから会社は再雇用したわけである。それが貢献度が低いとして切り捨てられたのは仕方がないと受け入れるしかない。

 そこで問題となるのは会社がリーマンショック以来の打撃の中でどのような企業努力をしてきたのかという事だ。多くの中小企業の経営者は従業員と共に生産性を上げ利益を追求して会社を維持・発展する事に努力してきたから戦後の経済発展を実現したのだ。しかし、それが高度経済成長からデフレになりリーマンショックで更なる打撃から復興できない現在の中で自分達は高給をとりながら簡単に従業員の解雇で業績を回復させようとする企業もあるという現実である。安倍政権で景気は浮揚したといってもそれは大企業の話である。アカショウビンが勤めていた業界も中小零細企業が多い業界だ。アベノミクス効果は生じていないのが現実であることはこの眼で見てきた。その安倍政権が金融改革には幾らか実績を出し国民の支持を得たことを追い風に憲法改正に向けていることが現実と逆行していることは指弾しなければならぬ。敗戦後の軍国主義から脱却し経済成長を遂げて戦後復興が実現できたわけである。それを戦争が出来る国家にするということは明らかな逆行だ。シリアへの米国の軍事攻撃に加担する安倍政権にアカショウビンは断固反対である。それは失業の身の上からも。雇用が多少良くなっていることは評価する。しかし経済効果と逆行する憲法改悪は止めなければならない。

 高度経済成長期とは異なり経済的な国際競争の中で日本の力が落ちていることは国民の将来に不安を生じさせることである。政府はこれに手を打たなければならない。しかし現政権が矛盾した構想を提示しているのは止めなければならない。国民の一人としての意思表示は次の国政選挙だがそんな暢気な事は言っておられないのが現実ではないか。

 番組の議論の中での重要な指摘は中小企業の活力が他国に追い上げられ中国・韓国に追い抜かれた現実をどのように克服するのかという問題提起だった。これには個々の企業努力と国民としての衆知を結集しなければならない。それには失業から就職し社会貢献することであるが現在の日本の社会構造でそれは覚束ないことも事実なのだ。それを改善するためには欧米並みの水準までの消費税増税は国民の一人としてアカショウビンは受け入れる。

 個々の国民の持つ能力を生かしてくれる仕事に就ける国家を作っていくというのは理想だ。しかし、それに国民が努力していけるような社会にするというのはやりがいのある努力である。それをリードするのが政府とリーダーである。しかし、お下劣な言葉で恐縮であるが現政権はノータリンでアンポンタンのコンコンチキであることは指弾しておかなければならない。

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コメント

 環状七号線 様

ご指摘の件でヨイショは得意です。コメントありがとうございました。

投稿: アカショウビン | 2013年9月 1日 (日) 午後 09時37分

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