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2011年6月19日 (日)

沖縄という磁場

 NHKが伊波普猷と弟子達の姿と言説・論説を主題にした番組を放送している。この碩学の存在は沖縄史のなかで燻し銀の如く輝いている。それは日本史と対立し屹立しているとも言える。人間存在の矛盾は現実として体験され記述される。伊波が有している学問と矛盾は歴史に生ずる痛切な声の如きものだ。それは奄美に棲んだ島尾敏雄の作品と思想も共鳴していると思われる。伊波の「古琉球」は島尾の「ヤポネシア」という概念として提起されたとも言える。それは論証する価値を有していると思う。伊波普猷が耽読した「おもろそうし」は保田與重郎の「万葉集」読解とも共鳴しているだろう。伊波が批判する花鳥風月を愛でるヤマトを保田はどのように受け止めたのだろうか。それは不協和音ではあってもハーモニーではないようにアカショウビンは思う。

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