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2010年2月10日 (水)

この世の縁

 昨夜の夕刊紙で立松和平氏の訃報を知った。アカショウビンは氏の小説作品の読者ではないけれどもテレビに登場したお姿や栃木訛りの語りには朴訥な人間性を感じ取っていた。「光の雨」という連合赤軍の浅間山荘事件を取材した作品の盗作騒動は少し気になっていた。氏や少し後の我々の世代にとって連合赤軍の浅間山荘事件は一生忘れることの出来ない歴史事実であろうからだ。

 先日は「死へのイデオロギー 日本赤軍派」(パトリシア・スタインホフ著)という著作も読んで当時の記憶を辿り「兵士」達のその後を再確認したばかりだった。晩年は道元についての大作も完成させた。物書きとして心残りはそれほどなかったのではないかとも思う。道元への関心が共通するのは、この世の縁のようにも思う。日本人の平均寿命からすれば早死にであるけれども全共闘世代の鬼籍に入った方々からすれば遅く訪れた憤死のようにも思われる。

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