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2009年7月22日 (水)

若杉氏を悼む

 今朝の朝刊で若杉 弘氏の死が報じられた。74歳。1967年にワーグナーの「パルジファル」を初演し「ラインの黄金」も日本初演で「初演魔」と称されたらしい。ワーグナーの名作「パルジファル」初演が1967年とは少し遅すぎるのではないかと思うが、日本人の西洋音楽の受容とはそんなものかもしれない。ヨーロッパ進出が1977年からだとは思わなかった。小澤征爾さんらと同じく、もっと早くから海外へ招聘されていたと思っていた。ケルン放送交響楽団の首席指揮者に就任したという報には我が事のように悦んだ。海外での活躍を知り、かつて名門ドレスデン・シュターツカペレを指揮したCDも購入し聴いた。日本人がドイツの主要オーケストラで活躍されていることを誇らしく思った。2007年には新国立劇場の芸術監督に就任したばかり。これから日本の音楽界の充実に腰を据えて取り組まれることを期待したが突然の訃報に接し残念だ。遺志を継ぐ後輩が少なくないことを信じたい。

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