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2009年5月18日 (月)

新型インフルエンザ

 転居から本日でちょうど一ヵ月。まだベランダには本を詰めた段ボールが幾つか残っている。それでも家族で生活できる環境には何となくなってきた。母は身体は弱っているが呆けることもなく気丈なところが助かる。大した女である。我が母ながら先の大戦を経て昭和、平成を生き抜いてきた一人の「女の一生」を目の当たりにする。ところが引っ越しのゴタゴタ、バタバタが少し落ち着いてホッとしていたところへ新型インフルエンザ騒動。電車に乗っても街を歩いてもマスクをした姿が増えてきた。神戸市のマスク商品は殆ど売り切れで品切れ状態とも報道されている。一難去ってまた一難。退職前から、この数年は世に棲む日々に困難と困窮は次々と襲って来る。新聞には「桐の花めでたきことのある小家(しょうか)」という子規の句が掲載されている。こちらは仕事も決まらず「桐の花辛苦重なる皐月かな」である。

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コメント

インフルエンザねぇ。
弱毒性らしいですが?

問題は?この冬でしょうかね?
通常のインフルエンザと結合?変異が怖いですね。

投稿: snokey.F.164 | 2009年5月19日 (火) 午前 10時16分

 snokey.F.164さん

 >弱毒性らしいですが?
 
 ★若い人たちが感染しやすい、というのが奇妙ですね。

 >問題は?この冬でしょうかね?

 ★そうですね。それまで新たな変異をする可能性もあるのかもしれません。

 >通常のインフルエンザと結合?変異が怖いですね。

 ★本当に。アカショウビンはけっこう能天気ですから、罹れるものなら罹ってみよ、とウィルスと差しの構え(笑)ですが、罹患して七転八倒のすえコロリといく可能性もあります(笑)。
 感染地帯の関西では関東の人たちからすれば過剰と思われるくらいに新聞・テレビが報道しています。それを差し引いてもマスクをしている人たちの姿は「安全」に対する人々の関心の強さを思い知らされます。

投稿: アカショウビン | 2009年5月19日 (火) 午前 10時36分

はじめまして。
別の場所から、お邪魔しました。
母上のことを書かれているので、コメントしたくなりました。
私は、多分、母上のほうに近い世代だと思いますが、気丈なお母様ですね。どうか、大事にして差し上げて下さい。

投稿: Clara | 2009年5月19日 (火) 午前 10時42分

 Claraさん

 コメントありがとうございます。ミクシイは音楽や映画、将棋などの趣味を中心に書き込んでいますがブログは少し趣を変えています。ご関心のない話題も多いと思いますが御琴線に触れましたら御遠慮なくコメント頂きたく思います。
 母は今年の6月で82歳になります。昨年の手術から一年以上が過ぎましたが実に逞しく生きております。女性はほんとうに強いですね。むしろ情けないのが男どもです。人類の生命力は女性に強く反映されているように思います。誠にこの国は女ならでは立ち行かぬ国なのかもしれません。

投稿: アカショウビン | 2009年5月20日 (水) 午前 08時29分

アカショウビン様、大変失礼いたしました。
私の読み間違いだったようで、人生の大先輩に当たるお母様を、同世代と思ってしまいました。かろうじて戦争の記憶のある人間なので、お目に掛かっていなくても、大変親しみを感じてしまいました。お許し下さい。
武力、腕力では劣る女性が強くなったのは、日本が60年以上も、戦争をせずに来られたからだと思います。戦争中に思春期を送ったお母様からは、沢山学ぶところがありそうですね。その一端を、アカショウビンさんのブログを通して、是非、私たちにも、おわけ下さいませ。

投稿: Clara | 2009年5月20日 (水) 午後 03時30分

Claraさん

 どうぞ、お気になさらずに。

 >戦争中に思春期を送ったお母様からは、沢山学ぶところがありそうですね。

 ★仰るとおりです。ブログにも書きましたが小生が子供の頃から聞かされた話は今年の正月にも改めて聞き、詳細を確認しました。それは世間的には偏在している戦時中の体験ですが、親から聞かされる話は実にリアリティがあります。
 私は長じてから、そのような戦争体験の話を通して、戦後を生きる己の生を思考してきたと振り返ることができます。それは政治的に右や左に走ることではなく己の生を賭けて思索することだと了解しています。
 それからしますと昨今のテレビでの侃々諤々、選挙を視野に入れた国会での論戦などは、実に心許ない、中学か高校の学級委員会のおしゃべりのようにしか聞こえません(過激ですみませんが本音です)。
 当ブログは床屋政談的論説を極力回避していますが時に発言せずにはいられない衝動に駆られます。敗戦後の日本という文化風土で育った者としては生活的にも精神的にも「世界」を意識せずに、お喋りをするわけにはいかないからです。
 何度か辺見 庸氏の著作を介しブログにも書いていますように現在のこの国は歴史的な転回点に立っていると思います。小生に辺見氏ほどの危機感はありませんが、そういった論説・言説を介して理解する北東アジアを含め世界の現状は文明史的転換を迎えているように考えます。
 話が逸れてしまいました。母から学ぶことは、どれくらいの時間があるか不明ですが、長年の親不孝の幾ばくかは返しておきたい、と心から思います。その一部は、これからもこのブログに書き継いでいくつもりです。

投稿: アカショウビン | 2009年5月21日 (木) 午前 01時39分

こんばんは。

ついに新型インフルが関東にも上陸です。
今のところ、個人的には影響は出ていません。

新型インフルの国内発生が疑われた当初、「検査したところ新型ではなかったことがわかったので安心してください」との発表がありましたが、新型じゃないインフルも、それはそれで危険なのではないかと思ったのは僕だけでしょうか?

みなさんが、うつらないためにマスクしていることはわかっているのですが、どうしてもマスクしている人に近づくとうつりそうな気がしてしまいます。

投稿: たじまる | 2009年5月22日 (金) 午前 01時40分

 たじまる君
 
 コメントありがとう。

 >みなさんが、うつらないためにマスクしていることはわかっているのですが、どうしてもマスクしている人に近づくとうつりそうな気がしてしまいます。

 ★考えすぎでしょう(笑)。でもテレビ報道や周囲を見渡すと、それが皆さんの本音なのかもしれないね。メディアの過熱は、この事に限らないけれども、いい加減にしてくれよ、と言いたくもなります。もっと報道しなければならないことは他に沢山あるのに。


投稿: アカショウビン | 2009年5月22日 (金) 午前 07時37分

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