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2008年7月26日 (土)

本因坊戦の快挙

 今週は是非とも書いておかねばならない事がひとつあった。囲碁の本因坊戦で挑戦者の羽根直樹九段が3連敗後の4連勝でタイトルを奪取した事だ。実に驚愕する展開で囲碁の最高峰棋戦は終局した。

 先日、NHKが将棋名人戦を取材した番組を夜中の再放送で途中から観た。何とも実に心身を触発される映像を垣間見た思いだった。両雄とNHKスタッフのご苦労に心から感謝し敬意を表する。将棋名人戦は羽生善治挑戦者と森内俊之名人の37歳同い年の小学校以来のライバル対決だった。期せずして本因坊戦も31歳の同い年対決である。NHKは本因坊戦を取材したであろうか。したとしても本因坊の3連敗でスタッフは大いに当初の企画変更の編集作業に取り組まなければならなかったであろうと邪推する。

 それにしても勝負事はわからない。巧まぬドラマは時に恐らく業界のプロ達にも信じられない形で出現する。アカショウビンの知る限り、3連敗後の4連勝は囲碁界では趙治勲と林海峰しか達成していないのではなかったか。将棋界では未だにない。それほど意外で至難なタイトル奪取の実現だった。

 羽根新本因坊は親子二代の碁打ちである。子はこれで見事に父親の実績を乗り越え孝行した。御父上の泰正九段もさぞやお喜びのことであろう。所属する名古屋の日本棋院・中部本部は、この快挙に大いなる祝杯をあげたことであろう。月曜日の週刊碁が楽しみだ。負けた高尾秀紳本因坊の逆挑戦にも期待しよう。

 歯軋りして切望するのは海外棋戦での日本棋士の健闘である。羽根、高尾の両雄にして韓国・中国の若手に翻弄されているのが日本囲碁界の体たらくである。両棋士には是非とも海外の世界戦で実績を示して頂きたいと心より懇願する。

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