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2007年8月15日 (水)

おっちょこちょい

 毎日新聞の8月10日夕刊に金子兜太さんのインタビューが掲載されている。「生き物感覚があるか」という見出しだ。87歳の、先の大戦を兵士として経験された人の語りは重い。氏が現首相を評する言葉は痛烈である。

 「腹立たしいほどに、おっちょこちょいですね」と氏は安倍首相を評する。同感だ。それは米国大統領、前首相と共通する呆れた為政だとアカショウビンは共感する。

 前首相が、かつての敵国で無能な大統領に媚びたパフォーマンスをした時にアカショウビンは呆れた。そして現首相の、意固地というのか愚鈍というのか説明責任を果たせない無能ぶりにも同様に。

 この、國の鎮魂の日に現閣僚は一人を除き誰も靖国へ詣でないのだ。もって瞑すべしである。米国では、このような所業を「チキン」というのではないか。

 それはともかく、昼間のテレビで新藤監督が出演して自作を語っていた。為政者達はこの95歳の現役監督の新作(監督は若い人だが原作・脚本は氏の渾身のものである)「陸に上がった軍艦」を見るべきである。國の舵を握る、戦争を知らない現首相は、あの大戦を外地と内地で経験した金子氏や新藤監督の発言を全身全霊で精神に刻むべきではないのか?

 金子氏が戦地を去る時の句は古代の詩人の挽歌とも読める。それは無念でありまた慟哭であるだろう。

 水脈の果て 炎天の墓碑を置きて去る

 

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