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2007年5月17日 (木)

名人戦第4局と映画三昧

 きょうから将棋名人戦の第4局である。森内名人は1勝2敗のあとを受けタイに持ち込みたい。負ければカド番である。3敗から3連勝するのは至難。挑戦者の郷田九段からすれば、ここで一気に名人を土俵際まで追い詰めたい。2連勝の勢いはタイに持ち込まれてはフイになる。

  ここのところはレンタルDVD三昧。先日は溝口健二監督の「夜の女」、小林正樹監督の「上意討ち 拝領妻始末」、新作の「ブロークバック・マウンテン」、ウッディ・アレン監督の「マッチ・ポイント」を観た。「上意討ち~」は何度か見ているがその前に撮った「切腹」のほうが完成度は高い傑作。代表作の「人間の条件」は6部構成で9時間を越える渾身の作品。学生時代に観て以来再見していないがDVDにはなっているのだろうか?最近の若い人たちには往年の日本映画のパワーを是非見てもらいたいとも思う。戦中派の小林監督は、晩年に「東京裁判」を撮って強烈なメッセージを発した。

 「ブロークバック・マウンテン」はカウボーイの同性愛を描いた異色の話題作。各映画賞を総なめにし高い評価を得ている。冒頭から米国のワイオミングの壮大で美しい景色をキャメラが見事に撮り切っている。音楽もギターのソロが物語の切なさを見事に描いた佳作だ。あちらの世界の愛憎はよくわからないが愛は異性だけでなく同性間でも可能というメッセージは良く伝えていると思った。ジョン・ウェインはじめ男臭さが売り物の米国西部劇もここまで来たのかの感慨あり。

 「マッチ・ポイント」は評判に違わぬ傑作。完全犯罪に至るプロセスをアレン監督が見事に撮り切った。キャスティングも絶妙。英国の富裕層の家族関係を巧みに描いて秀逸だ。主演の女優は今が旬。先日は画家のフェルメールを題材にした作品も見たが男心をそそる魅力的な女優だ。出演依頼も世界中から殺到しているはず。アレン作品に出て箔もついたのは間違いない。セックスアピールはオヤジ層にはたまらない、と思う。それにしてもウッディ・アレン健在を確認できたのは幸い。

  明日は辞めた会社の残り仕事と応援のお仕事。時給千円で受けるアカショウビンもアホだが50過ぎたオヤジをそんな給料で雇う会社も会社だ。あーもっと早く辞めたかったのだが早々に縁切りにしたい。井原西鶴は商売の要諦は算用・才覚・始末だと言っていたはずだ。これは現在の商売でも同じだろう。名人戦の解説会には行けそうもないが仕方ない。

  アカショウビンも失業中でウカウカしておられない。きょうは友人のM尾君と新事業の事務所探しもした。とにかく次の仕事を見つけて動かなければならない。

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