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2007年2月 2日 (金)

新鮮な挑戦者

 何と名人戦挑戦者は最終局を待たず郷田九段に決定してしまった。ここは2番手にピタリ着いていた谷川九段が羽生王将を撃破し最終局に楽しみをつないで欲しかった。残念。それにしても羽生は強い。

 とはいえ、森内VS郷田という組み合わせは新鮮だ。この30年の将棋界の変遷を見ているといつの間に、といった感慨に浸り驚く。主役はいつの間にか代わっている。大山、加藤、中原、米長らの大看板は大舞台を去り、かつてはチャイルド・ブランドとからかわれた若者達がタイトル戦を独占し新時代の将棋を楽しませてくれる。

 昨年の将棋界は随分ゴタゴタしたが何とか収まり展望も開けてきた。将棋は日本で高度に発展した世界に冠たるゲームである。野球やサッカーと異なり室内でサシで勝負を決する。タイトル戦は二日がかり。精も魂も使い果たす厳しさであろう。しかし、そこでファンはプロの芸に驚愕し敬意を表し楽しむのである。プロの将棋は野球やサッカーとは一線を画す伝統に根ざした礼を重んずる頭脳ゲームである。新鮮な挑戦者を迎え今年の名人戦が手に汗握る好勝負を繰り広げてほしいと心から願う者である。

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