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2006年11月24日 (金)

追悼、アニタ・オデイ、フィリップ・ノワレ

 アニタ・オデイが23日、87歳で亡くなった。アカショウビンは女性ジャズ・ボーカルの楽しさを彼女から教えてもらったようなものだ。「真夏の夜のジャズ」での鮮やかな衣裳も脳裏を掠める。その生い立ちは、十代の頃に既にヘロイン中毒やアルコール依存症といったジャズ・メン(ウィメンというべきだろうが)定番のものだったが、長寿をまっとうしたのは寿ぐべきだろう。ヘロインやアルコールで刑務所や病院で過ごした時期もあったと聞く。長寿必ずしも幸せとはいえないだろうが。

 10年前には泥酔して階段から転落し入院した病院で食中毒と肺炎に罹り、その後1年間歩くことも歌うこともできなかったという。その後、断酒し晩年もロサンゼルスで歌い続けたというからジャズに一生を捧げた見事なヴォーカリストだ。心より哀悼する。今宵は「シングズ ザ ウィナーズ」を聴いて、あのハスキー・ヴォイスとスキャットを偲ぼう。

 同じ日にはフランスの俳優、フィリップ・ノワレも亡くなった。学生時代に観た「追想」(1975年)が想い起こされる。「ニュー・シネマ・パラダイス」でも老いた円熟の演技を堪能した。

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