« 誇り高い密輸業者 | トップページ | 或る境地 »

2006年8月31日 (木)

ベルクソンとユダヤ教

 先のブログのベルクソンの改宗については誤りがあるので修正する。

 「ベルクソンとの対話」の注でジャック・シュヴァリエは次のように説明している。ベルクソンは1937年2月8日の遺言で自身の表現で「省察によってますますカトリック教に近づき、カトリック教においてユダヤ教の完成成就を見ながらも、あす迫害されるかもしれぬ人々と共にありたいと欲したが、「もしパリの大司教の許可があれば、」カトリックの司祭が葬儀の際祈祷をあげに来てくれるようにという願望を表明していた。(同書p335)

 ジャック・シュヴァリエはスアール枢機卿の死の直前に会ったとき、教会の不変の教理にしたがって、枢機卿は、ベルクソンが、「願望の洗礼」を受けたものと考えると宣言されたので、ベルクソンの願望は叶えられた、と記している。

 ベルクソンが亡くなったのは、それから4年後の1941年1月3日(4日という記述もあるがシュヴァリエの著書ではそうなっている)。風邪をこじらせた肺炎による。

 

|

« 誇り高い密輸業者 | トップページ | 或る境地 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111335/11707098

この記事へのトラックバック一覧です: ベルクソンとユダヤ教:

« 誇り高い密輸業者 | トップページ | 或る境地 »